2007/10/29 中央日報
【噴水台】東京と大阪
大阪を初めて訪れた東京の人が一番先に当惑するのは、おそらくエスカレーターだろう。日本の関東地方・東京はエスカレーターに乗るとき、左側に立つ。急ぎの人々のため右側をあけて置くのだ。
ところが、関西地方の大阪は正反対だ。だから、ややもすれば叱れるかも知れない。面白いのは、この方式に「地域の境界線」があるとの点だ。大阪から東方130キロの所にある岐阜県関ヶ原だ。ここから東方は東京式、西方は大阪式だ。境界線である関ヶ原・垂井駅のエスカレーターでは、両方の方式がごちゃまぜになり両方の方式が共存する。
東京と大阪の間に違いが生じた原因に、いろんな説があるが大きく2つに分かれる。ひとまず、微妙な競争心のため、という説明だ。大阪は1970年にエキスポを開催する際、エスカレーターの右側に立つシステムを導入した。大半が右利きだけに取っ手に右手をのせやすくするためだった。
そうすると、これに対抗した東京は「追い越し車線は元々右側」とし、左側に立つのを原則に決めた。そして、その境界線は、偶然ながらも400年前に両勢力の激しい決戦が行われた関ヶ原になった。「関ヶ原の戦い」で徳川派の「東軍」は豊臣派の「西軍」を破り、権力の中心を大阪から江戸(東京)に持ってきた。
歴史的慣習から解答を見いだす人々もいる。関東は元々サムライの文化が強かった。敵やよく知らない相手を常に警戒した。だから、いつでも剣を簡単に抜いて振るうことができるよう右側をあけて置き、刀のさやがある左側に立っていた、という主張だ。
左側にさした刀のさやが、向かい側から来る人のさやとぶつからないよう左側に立っていた、との説もある。これに比べ関西は、基本的に「商人文化」が強かった。右手でソロバンを入れながら左手で物を見せたり渡すため、左側に空間を置いた、との説明だ。韓国では大統領選を控えて、再び郷友会を中心に地域感情が広がっている。
忠清道(チュンチョンド)出身のある候補は「地域感情をなくすためには、忠清道が政権を取らなければならない」とし、地域感情をむしろそそのかしている。だが、競争心では第一の東京と大阪も「地域没票(特定地域出身の候補に票が集中すること)」はない。韓国のような郷友会もない。関ヶ原は文化と情緒の境界線であるだけで、対立の境界線ではないのだ。大統領選に出る候補、国民いずれも他山の石とすべき部分だ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=92390&servcode=100§code=120
エスカレーターの左を空けるか右を空けるかの問題に刀がどうのとか、ソロバンがどうのとか言うのは考えすぎでしょうけどね。イギリスの風習あたりが紹介されたものでしょう。
しかし、韓国社会の郷党意識と日本を比較することは意味がありますね。過去の大統領は例外なく出身地盤の人間を優先してポストに当ててきましたし、何の役職も無い身内が人事その他に口を出すことは普通に行われています。
まだ韓国を近代社会とは言えないんですね。人間関係が氏族関係から抜け出すことができないというか・・・・・
こういう韓国を日本とおなじような近代国家として扱っていると痛い目に会いますよ、というか何度も会っているんだけど(笑)。
今回の金大中事件の後始末についてもそうですね。政府は韓国の遺憾の意を陳謝と受け止める、と呑気なことを言っているけど文明国ならそういうニュアンスは通じても韓国には通用はしません。彼らを文明人と思うが間違いなんです。
謝った覚えはないニダ!と主張する韓国人の顔が今から見えるようですね。
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