韓国初の気象衛星、完成が秒読みに＞国産とは書かないのか？

2008/8/30　朝鮮日報
韓国初の気象衛星、完成が秒読みに



来年6月の打ち上げを目標としている韓国初の通信・海洋観測・気象衛星1号（CMOS‐1）が間もなく完成する。海外に発注していた気象衛星の核心部分である気象観測センサー（写真）がこのほど完成し、29日に韓国へ搬入された。このセンサーは、衛星から地球上空の雲の状態、黄砂の移動、温度の分布などの状況を観測する。横1.3メートル、縦0.8メートル、高さ0.9メートルで、重さは100キロ、価格は約400億ウォン（約39億9400万円）になる。韓国にはまだ、夜間に衛星による観測を行うために必要な赤外線探知技術がないため、昨年1月に米国のITT社に依頼してセンサーを製作し、1年余りにわたって実験を行ってきた。

 

　センサーは通常、15分間隔で観測を行い、台風が発生した場合は8分間隔で観測できるよう設計されており、その性能は世界最高レベルとされる米国や日本の気象衛星にも劣らないものだ。

　現在、気象衛星1号は通信設備や衛星本体の製作が完了している。韓国航空宇宙研究院のユン・ヒョンシク搭載機器開発班長は「衛星の打ち上げに向けた準備はこれで80%程度完了した。10月ごろに海洋観測設備が完成すれば、準備はすべて終わる」と話している。

　2003年から進めてきた気象衛星開発事業計画に従い、来年に打ち上げが成功すれば、韓国は米国、欧州連合（EU）、日本、中国、インド、ロシアに続き、世界で7番目に独自の気象衛星を持つ国となる。

（中略）
　

　気象庁は、独自の気象衛星を保有することにより、集中豪雨や台風に関する予報の正確度を高めることができ、自然災害による人命被害を減らすだけでなく、年間400億ウォン以上（大宇経済研究所の推定）に上る財産被害も減らすことができると期待している。

 

　気象庁の関係者は「韓国はこれまで、日本や米国の気象衛星の資料を30分単位で受け取っていたが、韓国が独自の気象衛星を保有するようになれば、外国に頼ることなく、8‐15分単位で気象衛星の資料を得ることができる」と話している。また、気象予報の信頼度が向上するだけでなく、韓国が作成した気象観測の資料をアジアの周辺国に提供することもできるようになり、国際貢献につながることになる。

引用ここまで



　韓国気象庁ってもう梅雨の予報もあきらめたんですよね？せっかくの観測装置はビルの屋上なんかに設置するし。こういうところに気象衛星なんか与えたって宝の持ち腐れというものですよ。スパコンだってろくろく使いこなしていないんですから。

　今でも日本やアメリカの気象データを受け取っていながら予報精度はあの通りなんですから、衛星を自前の物にしたからと言って精度が向上すると考えるのは楽観的すぎるでしょう。

　まあ来年の打ち上げの際には国産ロケットによる初の国産気象衛星の打ち上げ成功！（または失敗）という見出しが新聞を飾るのは確実ですね。




　おお、ケモノの顔をしてるぞ！